妊活

そもそも「妊活」って?

就職活動をすることを「就活」と呼ぶのは一般的になりましたし、結婚するための「婚活」も盛んに行なわれるようになりましたが、最近では新たに「妊活」という言葉もよく耳にするようになりました。

 

人気モデルやタレントなどの有名人の妊娠が話題になり、テレビや雑誌などでたびたび特集が組まれたこともあって、若い女性を中心に「妊活」に大きな関心を持つ人が増えているようです。

 

実際、女性雑誌が行なったアンケート調査でも、その年の流行語第2位に選ばれたこともありました。

妊活で妊娠できる実践ガイドブック

 

そもそも「妊活」とは、妊娠するために積極的に活動したり、妊娠しやすい身体を作ることを言います。

 

これは、従来では存在しなかった考え方で、比較的、最近になって広く知られるようになったものです。

「子供を産もう」と思っても妊娠できないことがある

 

かつては、「子供が欲しいと思ったら、避妊しなければいいだけ」という考え方が主流でした。しかし、実際は、いざ子供を作ろうと思っても、なかなか子供ができないという女性がたくさんいます。

 

つまり、「子供を作らないための方法」=「避妊」は知っているものの、妊娠しやすい身体作りのためのライフスタイルについてはまったく知識がない女性が非常に多くいるのです。

 

今は妊娠するつもりはなくても、将来、子供を持ちたいと考えているなら、今のうちから、そのための準備をしておくことが大事なのです。

 

最近では、40代で出産する人も増えていますが、やはり、35歳までに子供を産んだほうがいいとされています。

 

なぜなら、排卵や妊娠のための女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」は、35歳を過ぎると急激に減少しはじめ、40代になるとさらに減っていき、妊娠しにくくなったり、流産しやすくなってしまうからです。

 

出産するなら若いうちに

医療技術の進歩によって、35歳以上でも安全な出産は可能ですし、もちろん40代で妊娠・出産することもできます。

 

しかし、歳を重ねるごとに身体が老化していくのと同じように、卵子も老化してしまうわけですから、元気な赤ちゃんを産むには、やはり若いうちに、遅くても35歳までには出産するのが理想的です。

 

また、近年、若い女性に増加している子宮頸がんは、早期に発見できれば完治も可能ですが、場合によっては、子宮を摘出することになり、その結果、妊娠することができない身体になってしまうのです。最悪の場合、がんが進行して死亡してしまうこともあります。

 

このほかにも、年齢が上がると、「子宮内膜症」や「子宮筋腫」など不妊につながる病気のリスクも高まります。

 

こうした妊娠に関わるリスクを回避し、妊娠しやすい身体を作る「妊活」は、将来、子供が欲しいと思っている女性なら、早いうちから始めておき、できるだけ若いうちに出産したほうがいいでしょう。

 

妊活前にやっておくべきこと


健康な赤ちゃんを産むためには、「妊活」を開始する前にやっておくべきことがあります。

 

もちろん、法律で定められているわけではないので、絶対にやらなければならない「義務」ではありませんが、出産後に後悔することのないように、できるだけ行なっておくようにしましょう。

 

では、その「妊活前にやっておくべきこと」をご紹介していきましょう。

 

婦人科系検診

婦人科系の各種の病気は不妊につながったり、出産時に危険が伴うことがあるので、子作り前には女性特有の器官(子宮や卵巣)に異常がないか検査を受けておきましょう。

 

どんな病気でも妊娠中は治療が難しくなるので、婦人科系だけではなく、身体全体の検査を受けておくのが理想的です。

 

子宮頸がんワクチンを接種する
避妊をやめて子作りを始めると、子宮頸がんになるリスクが高まるので、子作り開始前に子宮頸がんワクチンを接種しておきましょう。

 

ただし、「サーバリックス」というワクチンは、3回接種する必要があります(初回、1ヶ月後、半年後)。もっとも、この間は避妊する必要はなく、途中で妊娠した場合は出産後に残りを受けることができます。

 

性病検査
淋病やクラミジアなどの性病は不妊の原因になるばかりか、たとえ妊娠したとしても、出産時に赤ちゃんに感染させてしまう恐れがあります。

 

性病は、感染していたとしても自覚症状がない場合があるので、自分では何ともないと思っていても、赤ちゃんに感染させてしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、性病に感染していないかしっかり検査をしておきましょう。

 

風疹の抗体検査
妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんに悪影響を及ぼし、難聴や心臓の異常、白内障などの障害が出る恐れがあるので、妊娠前に風疹の抗体を持っているかどうかを調べ、抗体が低いことがわかった場合はワクチンを打ちましょう。

 

ただし、風疹のワクチン接種後2ヶ月は避妊する必要があるので、子作りを始める2ヶ月前には抗体検査を受けるようにしましょう。

 

男性の検査も必要

かつて、「不妊」というと女性だけの責任と考えられていましたが、現在では男性側に原因がある場合があることがわかってきました。

 

実際、不妊に悩んでいるカップルの約30%は男性側に原因があるとされており、こうした場合は、女性が不妊治療を受けたとしても妊娠には至りません。

 

そこで、子作りを始める前には、女性の身体の検査だけではなく、男性の精子の検査も受けておきましょう。

 

また、女性と同様、性病の検査も受けておいたほうがいいでしょう。

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